植木鉢・プランターの土の処分方法

空き家の管理で困る物

空き家を管理するうえで、処理に困る物の一つが植木鉢・プランターです。庭が無い空き家でも、家の前の道路など家のまわりに植木鉢やプランターを置いていることがよくあります。空き家ですから、水をやる人はいません。植栽は枯れ雑草が生えています。これも放置していると見栄えが悪くなるので、雑草を抜かなくてはなりません。
道路に許可もなく、勝手に植木鉢・プランターを並べている場合、植木鉢・プランターの移動もしくは処分をしなければならないこともあります。
植木鉢・プランターの処分は手間がかかり一苦労です。

植木鉢・プランターの処分方法

植木鉢、プランターを処分しようとする場合、植木鉢・プランターから植栽と土を取り出します。
植木鉢、プランター、土、この3つはそれぞれ処分方法が異なります。
特に、土や砂は自治体によって分別が大きく異なるので、処分する前に、環境局など担当窓口に確認します。最近では詳細な分別方法をインターネットで確認することができます。分別方法に従い自治体のゴミ収集に出します。

植木鉢の処分

植木鉢は陶器製、金属製なら燃えないゴミとして収集する自治体が一般的です。
ただし、大きさによっては粗大ごみの扱いになります。
通常は、燃えないゴミの収集袋に入るサイズは燃えないゴミに、それより大きいサイズは粗大ごみになります。
自治体によっては、粗大ごみになるかどうかの基準を、大きさや重さで細かく決めているところもあります。
プラスチック製の植木鉢については、次のプランターと同じです。

プランターの処分

プランターはプラスチック製品なので燃えるゴミに分別されます。
ただし、燃えるゴミではなく、プラスチックごみ、資源ごみ等として分別し、収集している自治体もあります。
大きさによっては粗大ごみになる可能性もあります。

土・砂の処分

土・砂の処分方法は自治体によってばらつきがありますが、基本的には収集しないという自治体が多いようです。
特に量が多い場合は、どこの自治体も収集してくれません。土・砂の処分が一番難しいです。
私が空き家を管理しているエリア、阪神間の自治体でも、以下のとおり土・砂の処分についての対応が全く異なります。

神戸市

神戸市は、できるだけゴミとして出さずに再利用を検討するように呼びかけています。
やむをえず処分する場合のみ、指定袋に片手で持てる程度の量を入れて燃えないゴミで出します。
(参考) 神戸市HP 「植木の手入れででた少量の余分な土は,燃えないごみに出していいですか?

明石市

明石市は、土は収集しないとしていますが、ごく少量であれば「燃やせるゴミ」で出してよいようです。
(参考)明石市HP「ごみの分別早見表

芦屋市

芦屋市は、土や砂は処理困難物であり、収集しないとしています。有料で収集、処分してくれる民間の業者をホームページ上で紹介しています。
(参考)芦屋市HP「FAQ)プランターの土の処分はどうしたらいいですか?

西宮市

西宮市は、少量に限り、市の担当部署が収集するようですが、大量になると収集してくれません。
(参考)西宮市HP「プランターや植木鉢の土を処分したいのですが。

ごみ収集以外の処分方法

自治体のごみ収集に出すには、植木鉢、プランター、土と分別して収集に出すことになり手間がかかります。
その他にも植木鉢やプランターの処分する方法はあるのでそちらも検討してみるとよいでしょう。

廃棄物回収業者

ある程度、量がまとまっているのであれば、不用品、廃棄物回収業者が有料でまとめて引き取ってくれます。料金は業者によって異なります。悪質な業者であれば高額を請求されることもあるので、業者選びには注意が必要です。
悪質な業者の中には、廃棄物回収を有料で行っておきながら、適切な処分をせずに不法投棄する業者もいます。
悪質な業者の見分け方としては、一般廃棄物処理業者の許可を持っているかどうかで確認できます。
家庭の廃棄物を回収することができるのは、一般廃棄物処理業の許可を持つ業者のみです。
ちなみに、産業廃棄物処理業の許可や古物商の許可では一般家庭の廃棄物を回収することはできません。
産業廃棄物処理業許可は、工場や企業の廃棄物を処理するための許可で、一般家庭の廃棄物を回収できません。
特に注意すべきなのは、古物商許可のみの業者です。古物商許可は、中古品の売買を行うための許可です。
あくまでも転売する目的で家庭から品物を買取るのであり、古物商許可のみの業者が、有料で廃棄物を回収することはできません。

人にあげる

手入れされたきれいな盆栽や植木鉢は、枯らすのはもったいないので、世話のできるお知り合いに引き取ってもらえないかお願いするのもよいと思います。
少しだけなら引き取ってくれる方もいるかもしれません。
せっかく大切に育てた花や植木を捨ててしまうのではなく、大事にしてくれる人に引き取ってもらい、育ててもらうことができれば一番よいのではないでしょうか。

空き家になる前から対策が必要

空き家管理で一番大変なことは庭や植栽の管理です。
植栽の枝がお隣の敷地に越境して迷惑をかけていないか、植栽に毛虫など害虫が発生していないか、庭に雑草が繁茂していないか、いろいろと気を使います。
植物を育てることはとてもすばらしいことです。しかし、ペットと同じでご自分が亡くなった後、その植物がどうなるのか、よく考えてほしいのです。
年齢を重ねるにつれ、植栽の剪定や、盆栽や植木鉢・プランターの草花の手入れを自分ですることが難しくなっていきます。庭の植栽の量は減らしていくように心がけるべきです。
枯れた草花の植木鉢、プランターは、次の植物の種を蒔くのではなく、自治体のごみ収集に出して処分し、少しずつ量を減らしていきましょう。

大切に育てていたであろう植栽が枯れ、雑草が繁茂し、きれいだった庭や家のまわりが、主が亡くなり、空き家になったとたんに荒れてしまい、変り果てるのをたくさん見てきました。
空き家管理のご相談を受けた空き家が、ご近所の子供たちからお化け屋敷と言われているのを聞くと、大変心が痛みます。
空き家になる前から、家も庭も少しずつ終活をして、変えていかなくてはなりません。

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