私が空き家の管理をはじめて今年で16年目になります。
この16年間で様々な空き家を管理してきましたが、空き家の管理においてこれは絶対に必要だなと思っているツールがチェックリストです。
チェックリストで何を確認するのか?
不動産業者など空き家管理を空き家の所有者から受託してお金をもらっているのであれば、天井に雨漏りはないかとか、郵便受けの状態であるとか、やたらと細かく、項目の多いチェックリストを作成していることかと思います。
これは仕事をしたことをアピールする意味もあるので詳細かつ多項目になるのは仕方がありません。
しかし、相続した実家など、あなたが、所有する空き家を自ら管理しているのであれば簡単なチェックリストで問題ありません。
チェックリストで確認する項目は退室時の状態確認だけで十分です。
建物の状態について詳細なチェックリストが必要ではない理由は、雨漏りがあるかとか、異常があればチェックリストが無くても見ればわかるからです。
作業時間が限られる業者とちがい、空き家の所有者は、長時間滞在し、時には泊まることもあるため異常を発見しやすいからです。
退室時の確認項目の例としては以下のような項目があります。
- 玄関、勝手口の戸締り
- 各部屋の窓を閉めたか
- 水道の元栓を閉めているか
- ガスの元栓は閉めているか
- 電気のブレーカーは落としたか
なぜ、退室時用チェックリストが必要なのか?
退室時のチェックリストが必要な理由は、後から不安になるからです。
玄関のカギをかけただろうか?
ガスの元栓は閉めただろうか?
水はちゃんと止めただろうか?
和室の窓を閉め忘れたような気がする
階段の電気を消しただろうか?
気になり始めると不安が大きくなってしまいます。
あなたの空き家が自宅の近所にあるのであれば確認しに戻ればよいのですが、遠方の場合にはそうはいきません。
私が管理をしている空き家の所有者の方もそのようなことが何回かありました。
空き家の所有者の方の中には、法事などの用事で、時々空き家を利用されていることがあります。
そのような所有者の方から、
ガスの元栓を閉め忘れた気がするから見に行ってほしい、
玄関のカギをかけ忘れたからカギを閉めてきてほしい、
などのご依頼を受けることがありました。
確認をしに空き家に行ってみると、ガスの元栓は締まっていましたし、玄関の鍵は締まっていました。
結局、何も問題がないのに、記憶にないことが不安になってしまうのです。
私自身もそういうことが多々あるので、退室時のチェックは念入りに行っています。
チェックリストは当然として、気になるポイントは施錠しているところなどを動画に撮影しています。
不安になったときに安心できる材料が欲しいため、証拠となるような記録を残しています。
後で戸締りなどの心配をするのはけっこうなストレスです。
あなたが空き家を自ら管理しているのであれば、チェックリストを作成し利用することをお勧めします。

公認不動産コンサルティングマスター・宅地建物取引士
不動産投資、住宅購入のアドバイザーとして、個別相談、セミナーなどのサービスを提供している。2008年から空き家・留守宅管理のサイト「留守宅どっとネット」を運営。自ら空き家管理を実践する空き家管理人。


この記事へのコメントはありません。