不動産についてのご相談で比較的多いのが、リゾート物件や別荘地など遠方に購入した不動産についてです。
こういう物件は、できるだけ早く対処方法を決めなくてはなりません。
リゾートマンションや別荘など、建物があり管理が行き届いていれば売却の道もあります。
しかし、そうでない物件は資産価値が低く、売却は困難です。
ご依頼があれば、私が現地調査に赴くこともあるのですが、別荘用地の場合などは物件の特定すらできないことがあります。
不動産のプロである私が見てもわからないのですから、一般の方ならなおさらです。
売却が困難なために放置しても、固定資産税等のランニングコストがかかります。
資産価値が低い物件であれば、ランニングコストも微々たるものかもしれませんが、放置しても問題の先送りでしかありません。
放置した状態で相続が発生した場合、残された相続人たちはその対処に困ってしまうことでしょう。
誰も相続したがらないはずですから、押し付け合いになるかもしれません。
もし、そのような物件を所有しているのであれば、早々に現地を確認し、近隣の物件はどうなっているかを調査するべきです。
売り物件が出ているのであれば、その不動産を扱う不動産業者に問い合わせ、状況を教えてもらうこともできます。
あわよくば、一緒に売ってくれるかもしれません。
売れそうにない物件もあきらめてはいけません。
単に放置するのではなく、常に処分等の方法を模索し続けるのです。
その粘りが解決につながります。
公認不動産コンサルティングマスター・宅地建物取引士
不動産投資、住宅購入のアドバイザーとして、個別相談、セミナーなどのサービスを提供している。2008年から空き家・留守宅管理のサイト「留守宅どっとネット」を運営。自ら空き家管理を実践する空き家管理人。
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