空き家がゴミ屋敷になっていてひどい・・・

親から引き継いだ実家。
中はゴミ屋敷になっていた、何てことはけっこうあるようです。
10年ほど前、私が空き家管理を請けていた家がゴミ屋敷でした。

空き家がゴミ屋敷になっていた

依頼主は家主ではなく、そのお子さんでした。
ご両親が二人とも認知症で施設に入所したので実家には誰も住んでおらず、空き家になっていました。
両親のことで手一杯、実家の管理までは手が回らないので放置していたところ、空き巣に入られてしまい、私のところに空き家管理の依頼がありました。

初めて空き家に入ったときに管理を受託するか悩みました。
足の踏み場がなく、掃除というようり片付け、ゴミや家財の処分が必要な状況でした。
二階は階段に物が積まれ上がることが困難、何とか上がってみると二階の部屋は一階よりも大量に物が積まれており、窓も開けることができませんでした。
お断りしようとしたのですが、どうしてもと懇願され、押しに負けて管理を受託することになりました。

ゴミ屋敷の管理はきつかった

ゴミ屋敷と言っても程度があります。
テレビのニュースなどで問題になっているような外までゴミが積まれているような最悪な状況ではなく、片付けが何とか可能でした。
と言っても、家主の所有物を勝手に処分できないので、足場を確保するために物を積み上げていく作業でした。(明らかなゴミと必要そうなもの、私が分類を手伝い、お子さんが確認したのち処分してくれました)

片付けのほか、本当にきつかったは清掃です。
冷蔵庫の中で腐って黒くなっている物体や、流しの中で得体のしれない黒いドロドロした物体が詰まった鍋の清掃なども行いました。
当初は何度も吐きそうになり、マスクと手袋ははずせませんでした。

このゴミ屋敷は、中古住宅として売却されるまで、5年ほど管理を行いました。
最終的には人が入るのには問題がない状況にまでにすることができました。
私が管理した空き家で一番達成感を味わったのはこのゴミ屋敷です。
(依頼者から感謝の言葉もなく終了しましたが・・・)

空き家に入りたくない

空き家管理の相談を受けたとき、必ず現地を確認に訪れるのですが、空き家に入りたくない、そう思う物件もたくさんありました。
例を挙げると、ゴミ屋敷、門から玄関までがジャングル状態で近づけない、霊的に何かありそうで怖い、今にも壊れそうで危ない、などです。
私はこれらの空き家の管理はお断りしていました。
そんなの所有者で何とかしてくれないと、いくら報酬をもらってもどうにもできません。
せめて玄関から入ることができ、室内はある程度片付けておいていただきたい。

空き家、実家を相続したらまずは片付けから

問題のある空き家の多くは、所有者やその家族が室内の片付け、庭木の手入れなど、管理を全く行わず、放棄したものです。
年々、空き家が増え続け、社会問題となっており、法的にも所有者責任を追及するように変わっています。
実家を相続したら、まずは室内の片付けを行っていただきたい。
想い出の品だから捨てられない、とか感傷に浸っていると問題が先送りになります。
想い出を大切にしたいのであれば、想い入れが強い品は遺族で形見分けし、持ち帰り、室内や室外の状況は写真や動画におさめていつでも見ることができるように残せばよいのです。
片付けを行った後、実家を処分するのか、人に貸すのか、方針が決定して対応するまでは定期的に訪れて管理を行います。
そして、定期的に訪れ管理を行っていることを、近隣住民にアピールすることが大事です。
くれぐれもゴミ屋敷や幽霊屋敷などと近隣から言われないようにしましょう。

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